日本の授業や部活動体験 花巻北高 米バレンシア高生受け入れ

「バンカラ」スタイルの応援を体感したバレンシア高校の生徒たち

 花巻市本館の県立花巻北高校(佐々木信明校長、生徒674人)は、8日までの日程で訪日プログラムで来日している米国カリフォルニア州のバレンシア高校の生徒13人を受け入れている。米国の生徒たちは花巻北高校の生徒宅にホームステイしながら授業に参加し、日本文化を学ぶ。

 一行はバレンシア高校2、3年生と引率者の計14人で、1日に花巻入り。2日はホスト生と共に登校し授業を体験したほか、体育館で夏のインターハイなどスポーツや文化の全国大会に出場する生徒たちの壮行式に出席。放課後は清掃を体験、英語部の部活動にも参加した。

 壮行式では、全国大会に出場する生徒たちと共にステージに登壇。同校の成田誠悟副校長から「いろいろなことが起きると思うが、すべてを楽しみ花巻での滞在をエンジョイしてほしい」と歓迎を受けた。

 日本の音楽グループが好きでインターネット交流サイト(SNS)で文化を学び、日本語も習い始めた同校3年メロディ・タンさん(17)は「たくさんの写真を見たが、実際に自分の目で見てみたい」とプログラムに参加。花巻北高の伝統的な「バンカラ」スタイルの応援でエールを受け、「検索サイトで調べてきたが、実際に目の前で見ると違う感動があった」と感心していた。

© 岩手日日新聞社