奥州市水沢佐倉河字北田地内の「アテルイの里の田んぼアート」が見頃を迎えた。同市出身の大リーガー、大谷翔平選手(花巻東高出)の打席での勇姿がくっきりと浮かび上がっている。
跡呂井田んぼアート実行委員会(今野一栄委員長)が主催。大谷選手を描くのは2年連続で、今年は6月2日に地域住民ら100人が参加して30アールに古代米とひとめぼれの7種類の苗を植えた。ドジャースのユニホーム姿でバットを振り切り、本塁打を打つ姿と愛犬デコピンを描いた。野球のボールや「ホームラン」の「ホ」の文字などを添えた。
田んぼアートは物見やぐらに上って眺めることができ、見物客がスケールの大きさを実感している。
今野委員長(65)は「見頃は今月半ばまで。多くの人に田んぼアートを楽しんでほしい」と話している。