キャブスのエースガード、ドノバン・ミッチェルが3年約243億円でチームと契約延長

7月2日(現地時間1日)、クリーブランド・キャバリアーズのドノバン・ミッチェルが3年総額1億5030万ドル(約242億7000万円)で球団を契約延長を交わしたと報じられた。現地メディア『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えている。

ミッチェルはルイビル大学出身の27歳で、191センチ98キロのガード。2017年のNBAドラフトで全体13位指名を受け、ユタ・ジャズでリーグデビューを飾る。優れた身体能力と爆発力のあるオフェンスが持ち味の選手であり、3年目の2019-20シーズンには自身初のオールスターに選ばれ、直近の2023-24シーズンまで5年連続で出場を果たしている。

2023-24シーズンは1試合平均26.6得点5.1リバウンド6.1アシスト1.8スティールを記録し、チームをプレーオフに導いたミッチェル。ポストシーズンでは同29.6得点とさらに攻撃のギアを上げ、1回戦ではオーランド・マジックを撃破する原動力に。しかし、続くカンファレンス・セミファイナルでは優勝を飾ったボストン・セルティックスに1勝4敗で敗戦し、シーズンを終えることとなった。

プレーオフを終えたあと、球団は5シーズンにわたって在籍したJB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)を解任し、ケニー・アトキンソンを新たな指揮官に指名。ユタ・ジャズでHCを務め、その後はロサンゼルス・クリッパーズやゴールデンステイト・ウォリアーズでのAC(アシスタントコーチ)で腕を磨いた人材と球団は優勝を目指す。

ウォジナロウスキー記者によると、ミッチェルは球団社長のコビー・アルトマンが持つ「キャブスを優勝候補に育て続ける」というビジョンに信頼感を見せ、契約延長を決断する大きな要因とした模様。チーム作りに向けて2人は会合を重ねているようで、アルトマンは「非常に前向きだ」と、ミッチェルとのコミュニケーションについて言及した。現地メディア『Bleacher Report』が伝えている。

「彼との会話は、ロスターの構成や今シーズンはどのようにプレーしたいか、チームメートはどう巻き込んでいるか、オフシーズンはどこでトレーニングしているかなど、ポジティブな話題ばかりだ。彼は新シーズンの開幕をとても楽しみにしていると思うし、大きな勝利を狙いにいくだろう」

【動画】ミッチェルが今POで見せたハイライトの数々!

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