米フォード、管理職にEV購入促す 社員向けリース制度で

Nora Eckert

[デトロイト 2日 ロイター] - 米フォード・モーターが管理職に電気自動車(EV)購入を促していることが分かった。同社が先週送った社内メールをロイターが確認した。

フォードは現・元管理職を対象としたリース制度を変更し、追加の車両をリースしたい場合は電動SUV(スポーツ多目的車)「マスタング・マッハE」か電動ピックアップトラック「F─150ライトニング」を注文することを義務付けた。追加の車両を注文する前に、管理職レベルに応じて通常1台から2台の車両リースが認められている。

フォードの広報担当は同社が追加車両リース制度でEVに購入を限定するのは初めてだと説明。「制度を通じてEV利用を促すことで、社員は手軽さを直接体験し、友人や家族と共有することが可能になる」と述べた。

フォードは2023年以降、需要を喚起しテスラに対抗するためマッハEとライトニングの価格を複数回引き下げた。

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