北部九州IH、本県選手団642人発表 陸上や柔道、カヌーに期待

 県高校体育連盟は2日、北部九州4県を中心に21日に競技が始まる全国高校総体の本県選手団を発表した。発表は選手が未確定の水泳を除く28競技で、本部役員や監督らを含め計642人。実力者がそろう陸上や柔道、カヌーなどで上位が期待される。

 選手は現在486人(男子265人、女子221人)。昨年は本県で実施されたカヌーで出場枠が多かった関係で前年比31人減。今大会の入賞目標は水泳を含めて35~45以上とし、このうち団体競技の入賞を3~5に設定した。

 陸上で上位入りの期待がかかるのは男子やり投げの嶋田昊(米沢中央)。県高校総体で大会新記録の64メートル63をマークし、全国ランキングでトップに立つ。走り高跳びの笹原光稀(同)は全国1位の選手と1センチ差に迫る2メートル09の記録を持っており、優勝争いに割って入りそうだ。

 柔道では、男子66キロ級で春の全国高校選手権3位の高橋嬉有(新庄東)が入賞有力と目される。卓球男子は高校日本代表に選ばれた梅木大智(鶴岡東)が上位をうかがい、団体でもけん引する。

 カヌーは、谷地勢がカヤック女子とカナディアン男子の種目で頂点を、寒河江勢はカヤック男子で上位を目指す。ホッケーは女子の米沢商が2年ぶりの入賞を狙う。

 本県選手団の団長は細谷尚寿県高体連会長、旗手は陸上の横山達志(山形中央)が務める。総合開会式は27日に福岡県久留米市の久留米スポーツセンター体育館で行われ、競技は8月20日まで実施される。

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