テニス=ロシア出身ルブレフ、パリ五輪辞退 メドベージェフは出場へ

[2日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)は1日、個人の中立選手(AIN)としてパリ五輪の招待を受けた選手のうち、テニスではロシア出身のアンドレイ・ルブレフらが辞退したことを明かした。

2022年にウクライナに軍事侵攻したロシアと同盟国ベラルーシ出身選手について、IOCはAINとしての参加を認め、1日にそのリストを更新。テニスのロシア出身選手では、ダニル・メドベージェフらが招待を受け入れた一方、東京五輪で混合ダブルス金メダルのルブレフ、男子シングルス金メダルのカレン・ハチャノフ、リュドミラ・サムソノワら5人が辞退した。

ルブレフについては、ロシアテニス連盟会長が先月、健康上の理由で欠場すると述べていた。

ベラルーシ出身選手では、ロンドン五輪の混合ダブルスで金メダル、シングルスで銅メダルを獲得したビクトリア・アザレンカが招待を承諾。けがでウィンブルドン選手権出場を辞退したアリーナ・サバレンカは、承諾も辞退もまだ明らかになっていない。

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は五輪出場への制限に対しIOCが「人種差別とナチズムに陥っている」と批判している。

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