中国海警局が漁をしていた台湾漁船を拿捕 台湾当局の解放要請も中国側の港に連行

台湾当局は7月2日夜、中国大陸に近い金門島周辺の海域で、台湾の漁船が中国海警局に拿捕されたと発表しました。

台湾の海上保安当局によりますと、日本時間7月2日午後9時過ぎ、台湾漁船が金門島周辺の海域で漁をしていたところ、中国海警局の船2隻が近づき写真を撮った後漁船に乗り込み、立ち入り検査を行ったということです。

漁船から連絡を受けた台湾当局が、現場に駆けつけ解放するよう、中国側に放送で呼びかけ追いかけたものの、
中国海警局の船に阻まれ、衝突を避けるため追跡を断念したということです。

その後、漁船は中国側の港に連行されました。

金門島付近では2024年2月、台湾当局の追跡を受けた中国漁船が転覆し、2人が死亡したことを受け、中国当局は圧力を強めていました。

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