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6月29日、第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選の1次予選1回戦が行われ、横浜清陵と対戦した旭丘が1-1のまま突入したPK戦を4-1で制し2回戦進出を決めた。
「初戦ということで堅かったのもあるが、相手のパワーに押されて(パスの出しどころを)探しすぎて持ってしまうところがあって…普段トレーニングでやっているテンポよくボールを動かして崩して押し込むということが出来なかった」(植田亨監督)
特に前半はスタートから横浜清陵が積極的に前に出きたことで打開ができない状況が続いた。それでも最少失点で切り抜けた旭丘は後半開始からメンバーを入れ替え、修正を図ったことで連動性が生まれ、49分に試合を振り出しに戻す。
「今の3年生が一期生。メンバー表を見て貰えばわかりますが、バランスよく各学年がいて(1、2年生が各3人、3年生5人)3年生が足りないものを2年生が持ってきてくれて、2年生が足りないものは1年生に持ってきてもらう。交代で入っている選手が基本的に上級生になっているのはちょっとずつ層が厚くなっていて1年生も(期待通りに)やってくれるから途中から上級生が出ても思い切りできるという感じになっています」
新グラウンドの完成と時を同じく就任した植田監督がスタッフや選手と共に築き上げてきて3年。ようやく全学年に個性あふれるメンバーが揃い、この試合ではそれが見事に機能した。
それでも「うちは神奈川で一番下(K6)なので足並みが揃わずバタバタしてしまうのは恒例なので…(笑)この大会を通じて修正できたらなと思います。とにかく慌てないことと自信持って引かないで戦えたらいいと思います。自分たちがやっていることを後悔しないように…」と、植田監督はさらなるチームの成長を願う。
「もちろん2次予選に行きたいですね。その手前に色々強いチームがいますのでそこに勝つこと、なかなかリーグ戦では上位カテゴリーと公式戦がやれないのでそういところ楽しみにしています」と、まだ見ぬ景色を求めて旭丘のチャレンジは続く。
(文・写真=西山和広)