チェルシーは現地時間7月2日、レスターからイングランド人MFキアナン・デューズバリー＝ホールを獲得したと発表した。
デューズバリー＝ホールは、新シーズンもエンツォ・マレスカ監督のもとでプレーする。現在25歳の同選手はレスターの下部組織出身で、これまでレスターの主力として公式戦通算128試合に出場していた。2023－24シーズンは、チャンピオンシップ44試合に出場して12ゴール14アシストという活躍でレスターを同リーグ優勝に導き、プレミアリーグ昇格に大きく貢献した。
チェルシーはデューズバリー＝ホールと2029年6月までの5年＋1年の契約延長オプションが含まれる契約を結んだ。イギリスメディア『BBC』によると、移籍金は3000万ポンド（約61億円）になるという。
これまで、ブライトンがデューズバリー＝ホールの獲得に迫っていたと報じられていた。しかし、レスターは「収益性と持続可能性に関する規則（PSR）」に抵触する恐れがあり、同規則の違反を回避する必要があった。ブライトンが提示したオファーは2500万ポンド（約51億円）というもの。チェルシーがそれを上回るオファーを提案したことになる。
デューズバリー＝ホールは、チェルシーへの移籍についてこう語った。
「自信とやる気に満ちている。チェルシーで一流の選手たちと競い合って自分の能力を試し、ともにプレーできる。僕はいま最高の環境にいる。これからが本当に楽しみだよ」
また、新シーズンもマレスカ監督のもとでプレーすることについても語った。
「彼はレスターのサッカーを完全に変えたうえで結果を残した。僕自身、彼の戦術にほれ込んでいたし、僕のチームメートもそうだった。チェルシーの選手たちも、彼が教え込む戦術を気に入って楽しんでくれると確信している」
チェルシーはこれまで、アストンヴィラのイングランドU－20代表MFオマリ・ケリーマン、フラムのイングランド人DFトシン・アダラビオヨ、バルセロナのスペインU－19代表FWマルク・ギウを獲得している。
