危険な暑さ 東海や西日本など35℃超 東北や北陸は大雨に警戒を

きょう(水)は全国的に気温が高く、東・西日本で35℃以上の猛暑日になる所がある見込み。梅雨の晴れ間は熱中症のリスクが高まりやすいので、屋外での作業などは無理をしないよう心がけたい。一方、東北や北陸、夕方~あす4日(木)朝にかけて、警報級の大雨となるおそれがある。この方面は、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。

 

3日(水)天気と予想最高気温

■猛暑と大雨

 東・西日本は朝から気温が高く、北陸や山陰などで午前中から30℃を超えている。午後は高温の範囲がさらに広がり、甲信や東海、西日本は35℃以上の猛暑日地点が続出しそうだ。今季初めて、熱中症警戒アラートが発表されている地域もある。きょうは北海道も気温が高く、札幌や釧路で30℃前後まで上がる見通し。

3日(水)熱中症警戒アラート

 

 なお、梅雨前線の北上に伴い、東北や北陸で晴れている所でも、時間と共に雨の範囲が広がりそうだ。東北は夕方~今夜遅く、北陸は今夜~あす(木)明け方まで、局地的に雷を伴い激しく降るおそれがある。これまでの雨で地盤が緩んでいる所があり、少ない雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

3日(水)夜9時の雨の予想

 

 なお、あす(木)も太平洋側を中心に、かなりの高温となる見込み。関東の内陸や甲府盆地、静岡などは、37℃以上となる地点がありそうだ。東京都心も33℃まで上がり、気力を奪われるような蒸し暑さが続く見通し。朝晩の気温も高いため、夜間における室内の温度管理や水分補給、睡眠不足による体調不良に対しても注意が必要となる。

4日(木)天気と予想気温

 

■蒸し暑さ続く

 この先も、日本海側は湿った空気の影響を受ける見込み。北日本は5日(金)午後~6日(土)朝にかけて、北陸や西日本の日本海側は土曜日~週明けにかけて断続的に雨が強まりそうだ。なお、その間も太平洋側を中心に蒸し暑い状態が続くため、部屋の温度や体調管理に十分な注意が必要となる。

この先の天気と予想最高気温

 

(気象予報士・高橋和也)

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