「最終的な目標は最高のタックルになること」だとカーディナルスOTジョンソンJr.

アリゾナ・カーディナルスのパリス・ジョンソンJr.【NFL】

アリゾナ・カーディナルスのオフェンシブタックル(OT)パリス・ジョンソンJr.のルーキーシーズンは浮き沈みがあったものの、シーズン終盤には調子を上げていた。2年目の今季、元ドラフト1巡目指名のジョンソンJr.はOTランキングで上昇していきたいと考えている。

ジョンソンは現地1日(月)に『NFL Network(NFLネットワーク)』の“The Insiders(ジ・インサイダーズ)”に出演した際、「そうだな、個人的には2年目に入って、自分自身の期待に応えられるようになりたいし、俺がここにいることに対してチームが持っている期待にも応えたいと思っている。俺の最終的な目標はこのゲームで最高のタックルになることだ」と語った。

ジョンソンは昨シーズンにライトタックル(RT)でプレーし、プレッシャー42回とサック8回を許したが、最後の3試合では一度もサックをさせず、最後の2試合で許したクオーターバック(QB)ハリーは合計でも1回だけだった。

カーディナルスは新たに契約を結んだジョナ・ウィリアムスをライトタックルに起用するため、ジョンソンをレフトタックル(LT)に転向させる計画だ。ジョンソンにとっては、2023年ドラフト全体6位でカーディナルスに指名を受ける前に、オハイオ州立大学(OSU)でプレーしていた左サイドに戻ることになる。現地水曜日に23歳になるジョンソンは、トップクラスのタックル陣に食い込むだけの身体能力を備えている。2年目に向けて、才能、メンタル、パフォーマンスをうまく連動させることができるかどうかが課題だ。

ジョンソンは2024年にカーディナルスオフェンスを伏兵として活躍させる可能性のあるチーム内の若手選手たちを代表する1人だろう。もちろん、その筆頭は新人ワイドレシーバー(WR)マービン・ハリソンJr.だ。

ジョンソンはオフェンスにどういった期待を抱いているかについて「もちろん、このチームの仲間たちとプレーすること、マーヴ(ハリソンJr.)を武器にできることは、それだけで爆発力があると思う。俺はオフェンスのメンバーが大好きだし、このオフェンスが全国トップクラスになることを期待しているよ」とコメント。

オハイオ州立大学でハリソンJr.と一緒にプレーしていたジョンソンは、ハリソンJr.のプロ意識が初日から際立っていたと言う。

「そうなんだ。大学時代からずっとそうだった。俺があいつについていつもみんなに言っていたことの1つで、俺たちがあいつを指名する前からそうだったんだけれど、あいつは1年生の時からプロ意識が高かった。だから、ここにいることで、あいつはすでにルーティンに入って、流れに乗っている。あいつはたくさんのディフェンシブバックたちと話していて、彼らはあいつと対戦するのを楽しんでいる。ハードにやる日だろうがウオークスルーの日だろうが、あいつのペースは並外れてるんだ。だから、あいつがフィールドにいることにワクワクしている。フィールドの端にどんな選手がいるか分かっているから、ブロックをキープするのがもっと楽しくなる」

QBカイラー・マレーがケガから復帰してさらに1年経った今、ハリソンJr.という真のナンバーワンターゲットを擁することで、カーディナルスには基盤が整っている。攻撃コーディネーター(OC)ドリュー・ペツィング率いるオフェンスが2年目に本格的に躍進するための鍵は、ジョンソンと他のオフェンシブライン(OL)のプレーが前進することかもしれない。

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