美しい景観でグッドデザイン賞も!三島町の魅力を散歩しながら発掘

無数にある道。その通り一つ一つに歴史があり、訪れたくなる魅惑のスポットが存在する。そんな通りの隠れた魅力を散歩しながら発掘する『ふく散歩』。

訪れたのは奥会津の三島町。福島県の西部に位置し、只見川沿いにある山あいの町です。

初夏の青空の下、JR会津宮下駅からスタート。今回は三島町の中心部でもある宮下地区を散歩します。どんな発見があるのかな?楽しみ!

水のせせらぎを聞きながら進んでいくと・・・おや?『三島神社』?ここに神社があるんですね。ちょっと覗いてみましょう。静かな境内に足を踏み入れると、そこはまるで別世界に入り込んだかのよう。新緑から差し込む陽の光が心を落ち着かせてくれます。

そして隣にはもうひと回り小さな社が・・・。『子安観音』です。穏やかな表情をしたお地蔵様が優しく迎えてくれます。

宮下地区にはこのような石仏や石像がたくさんあるんですって。せっかくなのでお参りしていきましょう。素敵な出会いがありますように。

あれ?あれはもしかして『桐』ですね。三島町は会津桐の産地として知られ『桐の里』とも言われているんです。

全て手作業で作られる桐製品は、三島町の特産品としても有名です。地元の方にとって、桐は身近な存在なんですね。

さて、そろそろ大きな通りに出てきましたね。どっちに行こうかな・・・?よし、こっちに行こう!ここは『三島小学校』とありますね。何やら壁がにぎやかです。この壁画、11年前に町の景観を高めるために地元住民らが協力し、小学校の児童が制作したんだそう。今年の9月にはリニューアルする予定なんですって。完成したらまた見に来ようかな。

あれ?ここは?こんこんと水が流れ出ています。『名水 赤城清水』とありますが・・・。地元の方がいらっしゃいますね。すみません、ここの水はどこから来てるんですか?

\--地元の方「これは、あの山から。お茶で飲むと最高ですよ。」

そう、こちらの赤城清水は、宮下地区の山の中腹から湧き出している湧水。やわらかい口当たりで、これを目当てに来る観光客もいるんだとか。暑い時期にはありがたい休憩スポットになりそうですね。

さらに進んでいくと、なんだか趣のある建物がたくさん。先ほどの自然あふれる道とは雰囲気が違ってきましたね。それに何やら記号のような看板が。これは一体?

宮下地区では、こういった伝統的な町並みを保存するために、それぞれの家の屋号を同じデザインの看板にして設置してあるんです。この屋号看板、2012年にグッドデザイン賞を受賞。美しい景観でこの賞を受賞したのは、ここが初めてなんですって。

そうそう、お土産が買える場所とかないかな?「やってます。」の看板発見。ここは『観光交流館 からんころん』。素敵なお土産がある予感。早速入ってみましょう。

こんにちは~。店内には三島町の特産品がたくさん!

すみません、お土産におすすめの商品はありますか?

\--店員「人気があるのは三島町で採れるハチミツとか。三島町内の花で採取されたものなんで。地元の人たちも贈り物とかに買われる方多いですね。」

三島産のハチミツか~。よし、これをお土産にしちゃおう!

さて、お土産も買ったし、そろそろお腹すいたな。おっ!?『双葉食堂』。田舎の食堂っておいしいところが多いんですよね。

こんにちは~。こちらのおすすめってなんですか?

\--店員「カレーラーメンです。暑くてもみんなカレーラーメン食べていくのよ。汗ダラダラ流してね。それがみんなやみつきになって。遠いところからもお客さんが来てくれる。」

そんな女将さんおすすめのカレーラーメンがこちら。丼からあふれんばかりのボリューム。カレースープは、爽快さを感じる辛みでスパイシーな味わい。とろみのあるスープが麺に絡み、最後まで熱々で食べることができます。汗をかいて食べたい気持ちがわかります。

お腹いっぱい!そろそろゴールの駅が見えてきましたね。今回散歩したのは、JR会津宮下駅から三島町の中心部を回る、およそ1キロの道のり。自然に囲まれた気持ちの良い散歩でした。次回はどこに行こうかな。

『ステップ』
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年7月1日放送回より)



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