これからの夏ゴルフは短パンでラウンド? それともロングパンツ?【あなたはどっち派】

(撮影:福田文平)

最近はアマチュアだけでなく、ツアープロでも特に米国では練習日やテレビマッチなどでは短パンでラウンドするのが普通になってきた。昔はゴルフといえばロングパンツが主流だったが、短パンスタイルの普及をどう感じますか? プロゴルファー二人に話を聞いた。

「温暖化に対応するには短パンが必要です。短パンがもっと浸透すれば若いゴルファーも増えてくると思います」と答えたのは、今野一哉プロ。
 
「ここ数年、私は6月から9月までは、ほぼ短パンでラウンドしています。世界的に温暖化していて、日本でも7月や8月は熱中症のリスクが高い。そうなるとマナーとかドレスコードとかのレベルではなく、健康とか命にかかわる問題として短パンでプレーすることが当然だと思いますね。むしろ、ツアー競技が積極的に7月、8月は短パンを推奨してもいいと思います」
 
「もう一つ、短パンにはメリットがあって、今は世界全体でゴルファーの高齢化と若い世代のゴルフ離れが問題になっています。若い人がゴルフをやらない理由として、ハードルの高さとドレスコードの煩わしさがあるのですが、短パンにポロシャツでOKというのが浸透すれば、若いゴルファーも増えそうな気
がします」
 
一方、「ジュニア時代からロングパンツ一筋! 短パンでは気合いが入らない」というのは、関浩太郎プロ。
 
「ゴルフを始めて約30年以上になりますが、短パンでラウンドしたのはそのうち数回かないと思います。ジュニア時代からゴルフを始めたので『ラウンド=ロングパンツ』というのが染み込んでいて、ロングパンツを履いてベルトをして、シャツをしっかりパンツに入れないと、ゴルフモードにならない体になっています(笑)」
 
「だから、短パンでプレーすると、ルーティンも素振りも適当になって、スコアが崩れてしまいそう。そうなるとラウンドが楽しくない。ラウンドの緊張感というのもゴルフの魅力だと思うので、昔からゴルフをやっていた人にはロングパンツが合うと思います。最近はロングパンツでも最先端素材を使った涼しいタイプも増えていますよ」
 
さて、あなたはどっち派ですか?
 
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