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西日本豪雨から6年を迎えるのを前に、浸水被害に遭った倉敷市立真備図書館(同市真備町箭田)で2日、防災パネル展が始まった。被害の実態を振り返り、備えの大切さを呼びかけている。31日まで。
2021年に真備町地区の被害を調査した防災科学技術研究所(茨城県つくば市)が作成したパネル5枚を展示。同じ地域に長雨を降らせ、西日本豪雨の要因にもなった「線状降水帯」について「予報は難しく、しばしば不意打ちの大雨をもたらす」とリスクを強調している。浸水規模を示した地形図、水に漬かった地区の写真も紹介している。
防災関連の書籍約30冊を集めたコーナーでは、地元団体が出版した復興への取り組みをまとめた冊子、防災グッズ作りの本などが並ぶ。
同図書館は「豪雨の記憶を風化させず、災害への備えを見直す機会にしてほしい」としている。