補正予算など10議案可決 岡山県議会が閉会

補正予算案などを可決し、閉会した6月定例岡山県議会

 6月定例岡山県議会は3日、本会議を再開。人手不足や物価高騰対策を柱とした44億9800万円の2024年度一般会計補正予算案など10議案を原案通り可決、閉会した。

 伊原木隆太知事は閉会あいさつで、産業振興の柱に位置付ける観光分野の活性化について「25年度に開催される大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭からの周遊を見据え、県の観光情報を積極的に発信する」と強調。県政の最重要課題として施策を集中展開している少子化対策に関しては「あらゆる角度から不断に検討を重ね、出生数に響く効果的な施策につなげる」との考えを改めて示した。

 本会議では、地域公共交通支援や人口減少対策の強化に向けて地方財政の充実などを求める意見書案2件を委員会発議し、全会一致で可決。人事案件では収用委員を新任する議案に同意した。

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