Jリーグ復帰は?元神戸サンペールがフリーに。バルサOB保有クラブ3部降格で

セルジ・サンペール 写真:Getty Images

かつてヴィッセル神戸で元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとともにプレーしていたMFセルジ・サンペールが、2023/24シーズン限りでFCアンドラを退団。神戸サポーターから絶大な支持を受けていただけに、Jリーグ復帰を望む声も挙がっている。

バルセロナ下部組織出身のサンペールは、2019年3月にバルセロナとの契約を解除して神戸へ加入。来日1年目から天皇杯優勝を成し遂げるなど、2021シーズンまで主力選手として活躍。しかし、右ひざ前十字靭帯損傷により2022年3月から約1年間の戦線離脱を余儀なくされると、復帰後は出場機会に恵まれなかった。

神戸退団から2週間後の昨年7月末に、元バルセロナ所属選手のジェラール・ピケ氏がオーナーを務めるアンドラに加入したサンペール。2023/24シーズンはスペイン2部リーグで12試合のスタメン出場にとどまり、今年1月以降はほぼ全試合で出番がなかった。

アンドラは2部残留圏の18位CDミランデスから勝ち点6差の21位に終わり、3部へ降格。すでに複数選手がチームを離れているが、今月2日にサンペールら5選手が契約満了により退団すると公式発表。現地ではサンペールの今後について報じられていないが、Xでは「サンペール帰ってこないかなあ」「神戸はサンペールを再獲得してほしい」といったコメントが見受けられる。

なお、サンペール本人は昨年11月にスペイン紙『スポルト』のインタビューで神戸時代を回顧。「日本では本当に幸せな日々を過ごしたし、まわりの人たちから多くの愛情を受け取った」と満足感を覗かせつつも、「僕の家から遠いのは事実だし、コロナの影響でなかなか家族に会えなかった。そういう意味では神戸での数年間は難しい時間だったね」と自身の心境を語っている。

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