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実際にある「消費生活センター」とよく似た「消費者生活支援センター」名で届いたうそのハガキで、80代の男性が現金170万円をだましとられました。
被害にあったのは長崎県松浦市に住む80代の男性です。
警察によりますと男性は今年3月、「消費者生活支援センター」名で自宅に届いたハガキに「未納料金に対して管轄裁判所が訴状申請を受理した」と書いてあったことからハガキに記載された電話番号に電話をかけました。
電話に出た「消費者生活支援センター」職員の「モリカワ」を名乗る男が「購入した商品の未納金があるとのことで訴訟された」「弁護してくれる法律事務所にすぐ電話してほしい」などと言ったことをきっかけに、男性は数か月にわたって弁護士を名乗る男らと電話でやりとりしました。
男性は、弁護士を名乗る男らから「裁判に負けるかもしれない。私が貸金庫を用意して預かれば財産が差し押さえられないので現金を宅配便で送ってほしい」などと言われ、指定された東京都内の住所に宅配便で現金170万円を送りだまし取られたということです。
男性は男と連絡がとれなくなったことなどから不審に思い、実在する「消費生活センター」に連絡して詐欺被害にあったことに気づいたということです。
警察では「レターパックや宅配便で現金を送れーは全て詐欺」と注意を呼びかけています。