スマート製造への転換を遂げたメンズ服メーカー―中国

福建省晋江市に位置する中国のメンズファッションブランド「七匹狼」の生産工場では、生産ラインの自動設備が衣料品・生地のプレスや裁断、パターンなどの工程を行っている。現場のコントロールパネルには各ラインの稼働状況が表示され、作業員がラインの間を行き来し、設備の運転状況を観察する。

同工場の関係責任者は、「現代的なスマート生産ラインを30本以上設置し、それまで一部工程に存在していた多くの難題を解消した。効率的な生産と迅速な反応という目標を達成し、生産プロセスのデジタル化品質管理を実現した」と説明する。

同工場のスタッフによると、自動裁断や自動テンプレートマシンなどのスマート生産設備の他に、デジタルマーキングシステム、SCMサプライチェーン管理システム、GST標準労働時間システムも、同社に総合的な情報化高度集成プラットフォームを提供した。製品間の回転効率、作業員の生産性を大幅に高めた。

生産ラインの「スマート工場」化は、製造業の発展に力を添えている。中国のスマート化工場の規模は近年、持続的に拡大している。デジタル技術が製造業に「知恵の羽」を与え、スマートな製造を実現している。製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)は今、すでに新たな質の生産力を育む重要手段の一つになり、関連伝統産業のデジタル化とスマート化へのモデル転換を支えている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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