白神山地・暗門の滝への遊歩道、大雨被害は「軽度」 行楽時期内に復旧意向 青森・西目屋村

大雨の影響で渡し板が流された暗門渓谷ルート=1日午後(西目屋村提供)

 青森県西目屋村の桑田豊昭村長が2日、6月30日夜の大雨で一部壊れ、通行止めとなっている白神山地の景勝地・暗門の滝の「暗門渓谷ルート」を視察した。「被害は軽度。できる限り早く復旧させたい」と、行楽時期内の通行再開を目指す意向を示した。

 同行した村幹部は「雨や、暗門川沿いの水位を見ながら、業者に暗門渓谷ルートに入ってもらい工事を進める」と語った。

 ルートの途中まで視察した。歩道の渡し板が流れによってずれていたり、流木により板の橋が流されてしまったりした所があったという。

 東京から観光で訪れていた岡本直樹さん(30)は「第2、第3の滝を見たかったので、通行止めは残念」と話した。白神散策の拠点・アクアグリーンビレッジANMONのスタッフ西川弘幸さん(53)は「白神は暗門の滝だけではなく、ブナ林が魅力なので散策もぜひ楽しんで」と語った。

 同ルートはアクアグリーンビレッジ近くのルート入り口から、第3の滝を経て第2の滝までの約2.2キロのコース。

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