不良グループら襲撃「名前使ってイキってんじゃねえよ」…19歳男性に暴行、全治2週間に リーダーともめていた19歳、「遊ぼう」と呼び出され14~16歳が殴る蹴る 目撃者が通報「男女5~6人が馬乗り」

男性へ傷害の容疑、高校生ら5人を逮捕

 埼玉県警少年課と東松山署の合同捜査班は2日までに、傷害の疑いで、東松山市在住の男子高校生(16)ら14~16歳の少年5人を逮捕した。

 逮捕容疑は共謀し、6月7日午後5時半ごろ、東松山市幸町の路上で吉見町の工員男性=当時(19)=に対し、殴る蹴るなどの暴行を加え、頭部外傷や顔面打撲など約2週間の傷害を負わせた疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。

 同課によると、5人のうち4人は東松山市を中心に活動する非行少年グループの仲間。被害者とリーダー格の東松山市の高校生との間では、被害者の交流サイト(SNS)での発言を巡るトラブルがあったという。少年らは「一緒に遊ぼう」と被害者を同市の路上に呼び出し、「名前使ってイキってんじゃねえよ」などと怒り、犯行に及んだ。

 同日午後6時10分ごろ、目撃者が「男性が1人、中高生の男女5~6人がいて、馬乗りに見えた」と通報。防犯カメラの精査などから5人を特定した。

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