知床観光船沈没事故 乗客家族らが集団提訴 約15億円の損害賠償求める

2年前、北海道の知床半島沖で起きた観光船沈没事故の乗客の家族らが運航会社と桂田社長に対し、およそ15億円の損害賠償を求める訴えを札幌地裁に起こしました。

訴状を提出したのは、知床観光船沈没事故で死亡・行方不明となっている乗客14人の家族ら29人です。

2022年4月、知床沖で発生した観光船「KAZU 1」の沈没事故を受けて、乗客家族らは運航会社である「知床遊覧船」と桂田精一社長に対し、およそ15億円の損害賠償を請求しました。

知床観光船事件被害者弁護団・山田廣弁護士「ご家族の悲しみ、苦しみ、怒り、そういったものを裁判で訴えていく気持ちを新たにした」

3日午後、弁護団と乗客家族らは記者会見を開き、訴えの内容などを説明する予定です。

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