勝負の夏、大会国際化へ描く青写真 世界に挑む大曲の花火

 カナダ・モントリオール国際花火競技大会に出場する「大曲の花火」関係者は、優勝という結果にこだわりを見せる。4年後の2028年に第100回を迎える全国花火競技大会「大曲の花火」を見据えて、インバウンド(訪日客)誘致や花火玉の輸出といったグローバル展開の足掛かりにしたい考えだ。

 大仙市と大曲商工会議所など市内8団体は3月、花火産業を通じて地域活性化を目指す「花火推進プロジェクト」(24~28年度)を策定した。

 柱の一つが国際化の推進だ。具体的には▽市で2度目の開催となる国際花火大会シンポジウムの誘致▽海外からのチケット購入方法確立▽国際花火競技大会への出品―などを掲げた。

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