関西テレビの『ザ・ドキュメント もやい 福島に吹く風』が2つの海外映像祭で銀賞を受賞 / Screens

「US インターナショナルアワード 2024」が、6月27日未明(日本時間)に発表され、関西テレビ放送が制作、放送した『ザ・ドキュメント もやい 福島に吹く風』が、ドキュメンタリー・アーツ&エンターテインメント部門で銀賞を受賞した。

本アワードは1967年にアメリカで始まった「US インターナショナルフィルム&ビデオフェスティバル」を前身とし、ドキュメンタリーやオンライン・ソーシャルメディア等の映像作品を表彰する国際コンクールである。審査員は「ナレーションを最小限にし、登場人物が自分の物語を話せるよう非常に効果的に制作されている」と評価した。

■「US インターナショナルアワード 2024」銀賞(ドキュメンタリー・アーツ&エンターテインメント部門

■「ワールド・メディアフェスティバル 2024」銀賞(ドキュメンタリー部門 社会・社会問題)

また本作品は、本年5月にドイツ・ハンブルクで開催された「ワールド・メディアフェスティバル 2024」※1のドキュメンタリー部門(社会・社会問題)でも銀賞に選ばれた。

※1:2000年からドイツ・ハンブルクで開催されている総合メディアコンテスト。エンターテインメント、ドキュメンタリー、アニメ、ウエブメディア、広告等、世界の優れたコンテンツを表彰するもので、今年は32カ国から844作品の応募があった

『ザ・ドキュメント もやい 福島に吹く風』(Moyai: Winds Blowing To Fukushima)

【放送日時】2022年9月9日(金)25:25~26:25
【語り】井上美和子
【スタッフ】
<ディレクター>宮田輝美
<撮影>登島努
<編集>北山晃
<プロデューサー>萩原守
<英語版プロデューサー>端崎優子
【制作著作】カンテレ

福島原発事故で避難した半生を朗読で伝える母と子。チェルノブイリで胎児被爆したウクライナ人女性。沈黙する人々の思いを繋ぐ写真家。彼らが福島をアートで伝える「もやい展」に集う。荒縄の結びを意味する「もやい」に福島で人と人がつながる未来への思いを込めた。表現者たちが「もやい」、見えない現実を伝える。福島に吹く風のごとく。

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