【早出し】山形学院高で紅花染め体験 

紅花染めのハンカチを手にする生徒たち=山形市・山形学院高

 山形市の山形学院高(佐藤圭一校長)の3年生が2日、紅花染め体験を行い、本県が誇る伝統文化に触れた。今後、完成したハンカチを使ってコサージュを作り、卒業式の時に身に着けるという。

 先月27日と今回の2回に分けて生徒212人が挑戦した。3年生全体で紅花染めをするのは初めて。長年紅花染め指導などに携わってきた大山るり子さん(天童市)から「見てよし、染めてよし、食べてよし」といわれる紅花の魅力を教わった。模様を付けるため割りばしや輪ゴムで絞ったハンカチを赤い溶液に浸すと鮮やかなピンク色に染め上がり、歓声が上がった。

 奥山正隆さん(18)は「思った以上に上手に染めることができた」と満足げに語った。ハンカチは秋の学院祭で展示した後、卒業式に向け、親への感謝を込め2つのコサージュを作る。

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