英フィンテックのレボリュートが最高益、評価額400億ドル超え目指す

Elizabeth Howcroft Utkarsh Shetti

[ロンドン 2日 ロイター] - 英フィンテック企業のレボリュートは2日、2023年決算で税引き前利益が4億3800万ポンド(5億5381万ドル)と、過去最高を記録したと発表した。ユーザーが大幅に増え、金利関連収入が22年の8300万ポンドから5億ポンドに急増したことが追い風となった。

22年の税引き前損益は2540万ポンドの赤字だった。

2015年創業のレボリュートは、21年の資金調達における企業価値評価が330億ドルだった。現在は株式売り出しを控えており、評価額400億ドル超えを目指している。

同社は21年と22年の業績開示が遅れ、当局から厳しい目を向けられた。今回は過去3年間で初めて9月の締め切り前に開示した。

レボリュートは株式上場の意向を示しているが、ビクター・スティンガ暫定最高財務責任者(CFO)は新規株式公開(IPO)の日程についてコメントを控えた。ただ、期限内に業績を開示できたことについて、公開企業に求められる水準に向けて前進しているとの自信を示した。

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