エミネム、7/12発売の新作アルバムから「Tobey」を公開

エミネム(Eminem)が、同じミシガン州出身のヒップホップ・アイコン、ベイビートロン(BabyTron)とビッグ・ショーン(Big Sean)をフィーチャーし、ダニエル、コール・ベネット、ジョン・ノシート、カー!トン、マーヴィー・エイがプロデュースを手掛ける新曲「Tobey」をリリースした。

<YouTube: Eminem - Tobey (feat. Big Sean & Babytron)>

デトロイト・エリアのヒップホップ・シーンを祝うこの新曲「Tobey」は、エミネムが自身のSNSで公開した不吉なティザー動画によって初めてアナウンスされた。同ティザー映像の中で、エミネムはホッケーマスクを被り、チェーンソーを持ち、女性が悪魔の赤ちゃんを産む。エミネムのファンなら、このホッケーマスクが紛れもなくスリム・シェイディであることに気づくだろう。

コール・ベネット監督による同曲のミュージック・ビデは、今週金曜日(7月5日)に公開される予定だ。「Tobey」は、エミネムとビッグ・ショーンにとって4度目のコラボレーションとなり、2人がベイビートロンとコラボレーションするのはこれが初となる。

「Tobey」は、今年4月に発表されたエミネムが7月12日にリリースするニュー・アルバム『THE DEATH OF SLIM SHADY (COUP DE GRÂCE)』からのセカンド・シングルで、5月31日に先行リリースされたファースト・シングル「Houdini」は、エミネムにとって2013年の「The Monster」以来の最高位となる全米シングル・チャート(Hot 100)で初登場2位を記録している。

今年5月、エミネムはデトロイト・フリー・プレスの紙面にスリム・シェイディの死亡記事を掲載し、このニュー・アルバムを予告していた。“スリム・シェイディは永続的な印象を残した”いう見出しのその死亡記事は、「1990年代半ばから後半にかけて隆盛を極めたアンダーグラウンド・ラップ・シーンにおけるごろつきの分派」としてスリム・シェイディを追悼している。

『THE DEATH OF SLIM SHADY (COUP DE GRÂCE)』は、2020年の『Music To Be Murdered By』に続くエミネムの12作目のスタジオ・アルバムとなる。

Written By Sam Armstrong

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