ドジャースが9回二死から逆転サヨナラ 大谷は逆転2ラン含む3安打

【ダイヤモンドバックス5-6×ドジャース】@ドジャー・スタジアム

日本時間7月3日、今日から始まったダイヤモンドバックスとドジャースの同地区ライバル3連戦の初戦は、ドジャースが劇的なサヨナラ勝ちを収めた。取られては取り返すシーソーゲームとなったこの試合、ドジャースは7回裏に大谷翔平の27号逆転2ランが飛び出し4対3とリードを奪う。しかし、ダイヤモンドバックスは8回にバント安打を絡めて同点、9回にジョク・ピーダーソンが11号勝ち越しソロを放ち、5対4と試合をひっくり返した。ドジャースは9回二死走者無しまで追い詰められたが、ウィル・スミスとフレディ・フリーマン、テオスカー・ヘルナンデスが3連打を放って瞬く間に逆転。6対5で劇的なサヨナラ勝ちを決めた。共に9回に登板したドジャースのエバン・フィリップスに1勝目、ダイヤモンドバックスのポール・シーウォルドに1敗目が付いた。

ドジャースは初回、先頭打者・大谷の二塁打を足がかりに4番ヘルナンデスのタイムリー二塁打で先制。さらに3回も内野ゴロの間に2点目を追加する。2点を追うダイヤモンドバックスは4回、4番クリスチャン・ウォーカーが左中間に18号同点2ラン。今年のウォーカーはドジャース相手に滅法強く、今季のドジャース戦では7試合で5本塁打を放っている。その後はドジャース先発ボビー・ミラーとオープナーから引き継いだダイヤモンドバックス2番手ライン・ネルソンが試合を作り、試合は均衡状態に。

しかし、7回表にダイヤモンドバックスは2番ケテル・マルテのタイムリーで1点を勝ち越して均衡を崩す。ビハインドに立たされたドジャースは7回裏、先頭の9番ギャビン・ラックスが四球で出ると、1番大谷が右中間に特大の27号逆転2ラン。大谷は試合を通してインコース、特に打率.111と比較的苦手とするインハイを中心とした攻めに晒されてきたが、この打席でもそれをもろともせず。剛腕ジャスティン・マルティネスのインハイのスライダーを打ち砕いた。

4対3とリードを奪ったドジャースだったが、ブルペン陣が今日は誤算。8回無死1塁からダイヤモンドバックスの代打ジェイク・マッカーシーの送りバントを、4番手ブレーク・トライネンが悪送球。一塁カバーに入った二塁手ラックスが送球を後ろに逸らす間に一塁走者が生還し、同点を許してしまう。さらに9回には守護神エバン・フィリップスが3番ピーダーソンに11号勝ち越しソロを被弾してしまう。

5対4と一転リードを奪われたドジャースは、最後のチャンスの9回裏も二死走者なしまで追い詰められた。しかし、ここから2番スミス、3番フリーマンが連続二塁打で一瞬の内に同点。さらに4番ヘルナンデスがレフトにサヨナラタイムリーを放ち、鮮やかなサヨナラ勝利を手繰り寄せた。

「1番・DH」でスタメン出場した大谷翔平は、4打数3安打2得点2打点の大暴れ。初回の第1打席は約141キロの内角のシンカーを巧みにレフト線に落として二塁打に。その後先制のホームを踏んだ。3回の第2打席はインハイの約154キロの4シームに空振り三振。5回はインハイの約146キロのカッターを詰まりながらセンター前に落とし2安打目。そして今日最大のハイライトは7回の第4打席、約144キロのインハイのスライダーを右中間スタンドに突き刺す27号逆転2ランだった。大谷のシーズン成績は今日を終えて、打率.321(ジャッジと並んでMLB1位)、27本塁打(ナ・リーグ1位)、OPS1.051(ナ・リーグ1位)64打点(ナ・リーグ3位)となっている。

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