佐々木麟太郎は「未来のMLBスター」渡米後初のグランドスラムに海外メディア感服「最高の選手の一人だ」

大型スラッガーが渡米後初の満塁弾だ。

花巻東高校から米名門スタンフォード大に進学し、MLBドラフトリーグのトレントン・サンダーでプレーしている佐々木麟太郎は、現地7月2日の敵地フレデリック・キーズ戦に「5番・一塁」としてスタメン出場。第1打席で4号グランドスラムを放つなど、3打数1安打4打点、2四球で、7対1のチーム勝利に貢献した。

試合前には、チーム週間MVPに選出されている佐々木。そして迎えたこの日、1点リードの初回無死満塁という場面では、カウント2-1から4球目を捉え、これが打球速度103.9マイル(約167.2キロ)、飛距離371フィート(約113メートル)を計測する左中間への満塁弾に。佐々木のバットから一発が飛び出すのは、現地6月26日以来だ。

この豪快アーチを受け、なかでも中南米の野球情報を発信する専門サイト『Al Bat』は、「日本の天才がMLB球団を驚かす満塁弾」と題した記事を掲載。大きな注目を集める佐々木を「未来のMLBスター」と表現した上で、「ドラフトリーグ17試合で4発を放っているが、今夜さらに印象的な結果を残した」と活躍を報じている。

さらに、「NPBドラフトを見送って渡米して以来、この若手有望株は最高の選手の一人だ」と続けた同メディア。その後も、「ブルージェイズの菊池雄星が期待しているように、麟太郎は今後何年にもわたってトッププロスペクトの一人として、またメジャーにおけるトップスターの一人として、その地位を確立していきそうだ」と伝えていた。

花巻東時代には、高校歴代最多とされる通算140本塁打をマークした佐々木。はたして今後は、どのような成長を遂げていくだろうか。そのパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社