サウジ非石油民間部門PMI、6月は55.0に低下 2年半ぶり低水準

[3日 ロイター] - リヤド銀行が3日発表した6月のサウジアラビア非石油部門購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は55.0で、5月の56.4から低下した。

好不況の分かれ目となる50をなお大きく上回っているものの、2022年1月以来最低となった。

新規受注指数は56.0と前月の59.5から低下。雇用の伸びも鈍化したが、生産指数は小幅上昇した。

リヤド銀行のチーフエコノミスト、ナイーフ・アルガイス氏は、「第2・四半期全体を見ると、非石油国内総生産(GDP)伸び率の予想が3%を超えており、第2・四半期の成長率データはなお見通しの明るさを示唆している」とし、「高い生産レベル、安定したサプライチェーン(供給網)、適度な雇用創出は非石油経済が底堅く拡大していることを示している」と述べた。

© ロイター