本間朋晃のこけしが伝承!本間に憧れてプロレスラーになったボンバータツヤが故郷の島根に錦を飾る!

6月29日、島根県・東出雲体育館にてJTOが島根大会を開催。島根出身のボンバータツヤ(18)がデビュー8ヶ月で凱旋を果たした。

JTOは、KAIENTAI DOJOを退団したTAKAみちのくが2019年7月に旗揚げした男女混合のプロレス団体。生え抜き選手のみを所属とすることにこだわっており、新人発掘力&育成力に定評のあるTAKAが1から育てた選手たちの実力は軒並み高い。
JTOを巣立った選手は他団体でもトップ戦線に食い込むことも多く、男子選手ではGLEATの現G-REX王者・田村ハヤト、全日本プロレスで次期エースと期待される綾部蓮、DDTでKO-D6人タッグ王座を戴冠したKANONらが存在。女子ではスターダムの現ワールド・オブ・スターダム王者の舞華、ガンバレ☆プロレス所属でアイスリボンの至宝・ICE×∞王座を戴冠しているYuuRIなど一流どころが揃っている。

ボンバータツヤは社会人プロレス団体を経て2023年11月10日JTO後楽園ホール大会でデビュー。
6年前にプロレスを初めて生で観戦したときにTシャツにサインを貰い初ツーショット写真を撮ったプロレスラーである新日本プロレスの本間朋晃に憧れ、同じリングに立ちたいという夢を持ち続けてきた。
その夢は、今回の島根での凱旋大会で実現。本間とタッグを組むことになったボンバーは本間から必殺技のこけしを伝授され、あこがれの選手の必殺技を携えて大一番に臨むこととなった。

メインイベントでは、ファイヤー勝巳&ボンバータツヤ&本間朋晃vs夕張源太&KEITA&MIYAMASAの6人タッグマッチが実施。
試合は、ヒールユニット【武尊集団明王】の夕張&KEITA&MIYAWAKIの奇襲から場外乱闘で開始。
ボンバーは、応援に駆け付けた地元ファンの目の前でパイプ椅子で殴られたり、顔面を踏みにじられたりと武尊集団明王の面々に屈辱を与えられる。
リングの上でも3人がかりで袋叩きにされるボンバーだったが、勝巳がハイアングルドロップキックで勝機を強引に引き寄せると、本間がニュートラルコーナー最上段からMIYAMASAにダイビングショルダーアタックを見舞ってボンバーを鼓舞。援護を受けたボンバーが本間直伝のこけしを決めて大逆転を果たす。
最後はJTOのエースである勝巳がとどめのバックドロップでMIYAMASAから3カウント奪取。地元凱旋のボンバーに勝利を贈った。

試合後、マイクを渡された本間は「JTO、すげえ良い団体ですね。まだまだ若くてしょっぱくて弱っちくて下手くそで、褒めるところないかもしれない。でもボンバー、お前にあるのはやる気、やる気しかないだろう。なあ?みんな、ありがとう」とエール。

大会の締めを託されたボンバーは、「ただいまーっ!本間朋晃選手と同じリングに立って試合をするという夢、6年前初めてプロレスを生観戦して初めて写真を撮ったプロレスラーが、本間朋晃選手です。そのときは夢にも思ってなかったし、一緒に試合をするなんて妄想でしかなかった。それがプロレスラーになって6年後、夢叶えてますよ」と笑顔で語り、最後は大・ボンバーコールの中で観客と共に「松江だんだん!」で締めた。

大会後、ボンバーは「6年前まだ小学生だった僕は、いつか隣に立って闘う日が来るなんて夢にも見てなかったので試合前や試合中や試合後ほんとに夢のような時間でした!本間選手に伝授して頂きこけしも決めることが出来て、会場に来てくださったお客様も面白かった!楽しかった!って言って帰って行かれる姿、お声を見て、聞いて僕が目指してるレスラーに少し近づけた様な気がして島根で試合出来てホントに良かったと改めて思いました。夢を叶えてくださった代表、そしてJTOに感謝の気持ちでいっぱいです!」と思いのたけを吐露。
夢を見ていた少年は大人になって夢を叶え、これからは子供に夢を見させる大人としてリングに上っていく。

© 株式会社コラボ総研