3度目の正直ならず!MIRAIvs青野未来のトーナメント1回戦は3度目のドロー!7・13両国国技館大会で完全決着へ!

29日、宮城県・仙台PITにて『Marigold Grand Opening Wars 2024』が開催。MIRAIと青野未来が初代UN王座決定トーナメント1回戦で激突するも3度目の引き分けに終わった。

マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンで“偽中野たむ”としてプチブレイクした石川奈青が所属に。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。
後楽園ホールで行われた旗揚げ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その直後から地方巡業も精力的に行っており、客入りも含めて快調な滑り出しを見せている。

マリーゴールドでは、独自のベルトを4本創設。
団体最高峰の“赤いベルト”マリーゴールド・ワールド王座、アントニオ猪木さんが巻いたベルトにあやかった“白いベルト”マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座(UN王座)、55kg以下の軽量級選手のためのマリーゴールド・スーパーフライ級王座。上記3本のシングル王座に加え、タッグ王座であるマリーゴールド・ツインスター王座もラインナップされている。

来る7月13日の両国国技館大会でUN王座およびスーパーフライ級王座の初代王者決定戦を行うことが決まり、現在はその出場選手を決めるためのトーナメントが開催中だ。

“白いベルト”UN王座のトーナメントでは波乱が波乱を呼んでいる。
6月16日の名古屋大会ではMIRAIvs青野未来という大本命カードが1回戦から実現したものの、15分フルタイムドローの後の延長戦5分もフルタイムドロー。その結果、異例の“1回戦リマッチ”が決定。同月23日の新木場大会でも同じくドローに終わり、異例中の異例の3度目のリマッチが決定。今大会でついに雌雄が決せられるのではないかと熱視線が集まっていた。

この日は、青野がMIRAIが入場するなりドロップキックで奇襲し、ラリアットやダブルアーム・スープレックスなど初っ端から大技で畳み掛ける。MIRAIが反撃の体制を整えると、青野は攻め方を変えてローキック連打からの足関節技で一点集中攻撃。ひたすらに勝利を追い求めるギラギラしたファイトを見せていく。
最初こそ攻められるがままだったMIRAIであったが、雄叫びを上げながらのエルボー連打で猛追。変形バックフリップ、バックドロップ、SSコロンビアwithミケーレと得意の投げ技で連撃していくも青野は諦めない。
青野がバズソーキック、ラリアット、スタイルズ・クラッシュと必殺コンボを決めるも、カバーに入る寸前に15分が経過しフルタイムドローに。

今回ももちろん5分間の延長戦が実施されることに。
勢いに乗った青野がゴングとともに突っ込んでラリアットで叩き伏せ、サッカーボールキック6連打。さらにミサイルキックを狙うも、MIRAIが雪崩式ブレーンバスターで切り返す。
互いに真っ向からラリアットでぶつかって行くも、MIRAIが渾身のラリアットを決めて打ち勝つ。MIRAIはバックドロップからミラマーレ・ショック(※変形ハリケーン・ドライバー)、ラリアットと死力を尽くしたラッシュをかけるが、カバーに入った瞬間に5分フルタイムドローを告げるゴングが鳴らされた。

マイクを取ったMIRAIは「今日も決着が付きませんでした。悔しいけど、悔しいけど、でも、もういいよ!両国1日2試合でも3試合でもやってやるよ!初代のベルトを巻くのはこのMIRAIですッ!」と両国国技館での完全決着を宣言して荒々しく退場。
1人残された青野は「両国で私はチャンピオンになる!絶対なるから!絶対なるから!MIRAIを応援してるやつも見とけよな!絶対ベルト巻いてここに戻ってくるから、待ってろッ!」と珍しく苛立ちをあらわにしながら去っていった。

その後、7月13日の両国国技館大会の第6試合でMIRAIと青野の4度目の1回戦が30分1本勝負で行われることが決定。直後の第7試合では、MIRAIvs青野の勝者と、先に1回戦を突破していたボジラによる決勝戦が行われることが決まった。
MIRAIと青野のどちらが勝った場合でも連戦でボジラを打ち破らねばベルトを巻くことは出来ない。“初代王者”にこだわる2人にとっては非常に厳しい状況となってしまった。

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