【新日本】スターダムと「レッスルキングダムウィーク」を開催 IWGP実行委員会は改めて組織化へ

岡田太郎社長(左)と棚橋弘至

新日本プロレスの棚橋弘至社長(47)とスターダムの岡田太郎社長(37)が3日にオンライン会見を開き、今後のビッグマッチに関する施策を発表した。

新日本プロレスは6月末にスターダムを完全子会社化。これまでスターダムは株式会社ブシロードファイトが運営してきたが、6月28日付で社名が株式会社スターダムへ名称変更された。

こうした流れもあり棚橋社長は「両者がより連携してプロレス界を盛り上げていくため」の活動を発表。年末から2025年の年頭に「レッスルキングダムウィーク」と銘打って大会やイベントを行うという。

レッスルキングダムウィークのスタートは、スターダムの年末ビッグマッチ12月29日両国国技館大会となる。さらに年明け1月3日には東京・有明ガーデンシアター大会を開催。岡田社長は「1・4につなげられるように盛り上げてまいります」と目を輝かせた。

そして年間最大興行の来年1月4日東京ドーム大会に続き、翌5日には新日本、スターダム、AEW、ROH、CMLLの合同興行「レッスルダイナスティ」が開催され、6日には大田区総合体育館大会も開催される。なお「レッスルダイナスティ」は地方からの来場者、米国との時差も考慮し13時大会開始となる。また1月2日にベルサール羽田空港で「新しいプロレス祭り」、そして3日にも東京ドーム大会前日イベント(詳細未定)も行われる。

さらに棚橋社長は新日本からの発表として「新日本管轄のタイトルマッチや公式リーグ戦、トーナメント戦を開催と運営を統括管理する『IWGP実行委員会』を改めて組織化します」と明言。委員会の構成については「歴代IWGPヘビー級王者や新日本の役員を中心に選定し追って発表します。大会概要や出場選手についてコミットするとともに、審判部と連係してリング上の運営の適正化を推進します」と方針を示した。これにより、現行のIWGP実行委員会はほぼ有名無実化していたことが白日の下にさらされた…。

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