マリーゴールドとアクトレスガールズが電撃和解!両国国技館大会でプリンセス天功さんも登場のアクトレスタイムが開催へ!

1日、マリーゴールドが記者会見を実施。7月13日に東京都・両国国技館で開催される『MARIGOLD SUMMER DESTINY 2024』にて、『アクトレスガールズ with プリンセス天功~アクトレスタイム~』が行われることが決まった。

マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンで“偽中野たむ”としてプチブレイクした石川奈青が所属に。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。
後楽園ホールで行われた旗揚げ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その直後から地方巡業も精力的に行っており、7月13日に開催する両国国技館大会に向けて驀進中だ。

しかし、旗揚げ時に元アクトレスガールズの面々が合流した経緯については未だに物議をかもしている。

アクトレスガールズは、2015年に“女優によるプロレス団体”をコンセプトに活動を開始。その独特な世界観を大切にしてきたが、活動を重ねる内にほぼ全ての女子団体へと選手が出場し、他団体のストーリーも持ち込まれる“普通のプロレス団体”の1つになっていった。
これを由しとしなかった団体側は思い切った方針転換を実施。2021年末を以てプロレス団体としての活動を終了し、“アクションシーンにプロレスを取り入れたフルコンタクトアクションのエンターテインメント舞台”である『アクトリング』にその活動を絞った。
しかし、2022年2月からは団体側が後に“プロレス”と説明を付ける『アクトレスリング』が始動。プロレスとアクトレスリングには根本から成り立ちが異なる明確な差異が存在するものの、その複雑なコンセプトを理解していない人間の目には“普通のプロレス団体”に映ってしまう活動内容となっている。

そんなアクトレスリング内では一部選手から「本格的にプロレスをしたい」という声が上がり始め、プロレス団体化を防ぎたい団体首脳陣と不和が生じてしまう。団体側と選手側は交渉を重ねたとのことだが、双方納得する着地点には至らず決裂。結果的に風香Pと6選手がアクトレスを飛び出してマリーゴールドに合流する形となった。

この移籍劇には、「引き抜きだ!」という批判や「選手がより良い環境を求めるのは当たり前では?」という擁護意見の対立が起きるなど、プロレスファンの間では大騒ぎになっている。

これを受け、ロッシー小川はアクトレスガールズの坂口敬二代表と水面下で話し合いを進めていることを明かし、旗揚げ前の段階で「穏便に話は進んだ」と報告していた。

その努力が実を結び、今大会で『アクトレスガールズ with プリンセス天功~アクトレスタイム~』が開催されることが決定。
アクトレスガールズのSPオブザーバーに就任したプリンセス天功さんと、20名のアクトレス勢によってリング上でのパフォーマンスが行われることとなった。

この決定経緯について、ロッシー小川は「(坂口代表とは)2回ほど会ってます。そういう中で参戦を希望したっていうのがあるんで。まあ、雨降って地固まればいいかなって」とコメント。
全日本プロレスで行なわれているアクトレスタイムのように試合を行うのかを問われると、「無いです。それは向こうも望んでない。あくまで本来のパフォーマンスをやりたいと。試合は、やっぱりこっちで現役でやってる選手いますから」とキッパリ否定。

今後もアクトレスとの関係は継続していくのかを問われると「今回限りですね(笑)今回限りっていうか、分からないけど……今回限りってことにしときましょう」と否定しつつもどこか含みをもたせた。

© 株式会社コラボ総研