松山空港で指紋採取など行う機器運用開始 入国審査の時間短縮

入国審査の待ち時間にバイオカートで指紋採取などを済ませる台北便の利用客=3日午前、松山空港

 松山空港国際線を利用した外国人の入国審査で、待ち時間に指紋採取や顔写真撮影などを行う機器「バイオカート」の運用が3日、始まった。審査官の作業が減るため、入国にかかる時間が従来の3分の2程度に短くなり、訪日客の利便性向上が期待される。

 通常の入国審査では審査官が指紋採取や顔写真の撮影、パスポートや入国目的の確認などを行うが、バイオカートがあれば他の旅行者の審査中に指紋採取などを済ませられる。入国審査の円滑化に向け県が2月、法務省に導入を要請し、出入国在留管理庁が松山空港に4台を取り入れた。

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