香住丘が3年連続初戦突破 6回に3連続長短打で2点を勝ち越し 城南に1点差で競り勝つ【高校野球福岡大会】

6回に2者連続タイムリーを放った百済(右)と西林

◆全国高校野球選手権福岡大会1回戦 香住丘3―2城南(3日、久留米市野球場)

香住丘が1点差で競り勝ち、3年連続で初戦を突破した。6回に1ー1の同点とされたが、直後の攻撃で4番徳永康平(3年)からの3連打で2点を勝ち越し、その後の城南の反撃を8回の1点でしのいだ。

6回に勝ち越し打を放った5番百済(ひゃくさい)陽也(同)は逆方向の右前へ打球を運び「相手投手に苦手と思われていた真っすぐを狙った。右に打つのは得意です」と喜んだ。それまでの2打席は併殺打と三飛。「最近はスランプだった」と明かすが、値千金の一打で吹っ切れたのか8回にも右前打を放った。

6回は6番西林大翔(2年)も三塁線を破る適時二塁打で続いて、さらに1点を加えた。「先輩が前の打席で打ってくれたので、自分も直球一本に絞って打ちました」。井上勝也監督は「あの回に2点を取れたのが良かった。夏の初戦は難しいです」と1点差の勝利にほっとしていた。

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