知床沖の観光船沈没事故で、乗客の家族が運航会社の桂田精一社長などを相手取りおよそ15億円の損害賠償を求める訴えを札幌地裁に起こしました。
中川宙大記者)
「弁護団が札幌地裁に入ります。これから運行会社と社長を相手に提訴します」
札幌地裁に訴えを起こしたのは知床沖の観光船沈没事故の乗客14人の家族らあわせて29人です。運航会社「知床遊覧船」と桂田精一社長を相手取り、およそ15億円の損害賠償を求めています。
訴えを起こした目的について被害者弁護団は。
弁護団)
「知床遊覧船と桂田代表の法的責任を明らかにして原告らが被った全損害を賠償させることになります。同時に裁判という公の場において桂田代表の真摯な謝罪を強く求めます。これは亡くなられたご家族と残されたご家族の尊厳の問題なんです」
桂田社長をめぐっては、第一管区海上保安本部が業務上過失致死の疑いでの立件を視野に捜査を続けています。
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