伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』がBETアワードで最優秀映画賞を受賞

Photo: Ian Dickson/Redferns

ボブ・マーリー(Bob Marley)の軌跡を追った伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』が、2024年のBETアワードで最優秀映画賞を受賞した。

タフ・ゴングとパラマウント・ピクチャーズが製作を手掛け、レイナルド・マーカス・グリーンが監督を務めた同映画のキャストには、ボブ・マーリーを演じた主演のキングズレー・ベン=アディルをはじめ、リタ・マーリー役のラシャーナ・リンチ、アイランド・レコードを設立したクリス・ブラックウェル役のジェームズ・ノートンらが名を連ねている。

アメリカで2024年2月14日(日本は5月17日)に劇場公開された同映画は、全米では音楽を題材にした伝記映画として史上5番目を興行収入を記録するなど大ヒットを収めている。 

その他のボブ・マーリー関連ニュースとして、映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』の公開を記念して、『Exodus』の限定盤LPが6月7日にリリースされた。

映画にも登場するオリジナルのジャケット・デザインをフィーチャーしたこのLPには、貴重なボーナス・トラックを収録した10インチLPに加え、『Exodus』を“20世紀で最も尊敬されたアーティストであり革命家の一人の人生についての熟考と内省を公に明らかにした不朽のドキュメント”と称した、ジャマイカの歴史家ハービー・ミラーによるエッセイも付属する。

また先日は、カメルーン出身のグラフィック・アーティスト、Maxime Mangaが監督したボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ「Punky Reggae Party」の新ビデオや、ローリン・ヒルをフィーチャーした「Turn Your Lights Down Low」のミュージック・ビデオが公式YouTubeで初公開された。

発表当時にUKR&Bチャートで1位を獲得した「Turn Your Lights Down Low」は、2001年のグラミー賞で最優秀ポップ・コラボレーション賞ヴォーカル部門にノミネート。ボブ・マーリーの母国ジャマイカで撮影されミュージック・ビデオには、ボブの息子のローハン・マーリーも出演している。

Written By Sam Armstrong

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