【知床沖観光船沈没事故】約15億円の損害賠償を求め家族らが運航会社社長などを提訴 いまだ6人が行方不明

知床沖で観光船が沈没した事故で、乗客の家族らが7月3日、運航会社などに15億円の損害賠償を求め提訴しました。

2022年4月、知床沖で観光船「KAZU I」が沈没した事故では、乗客・乗員20人が死亡、6人が行方不明になっています。

このうち乗客の家族ら合わせて29人が、観光船の運航会社「知床遊覧船」と桂田社長に約15億円の損害賠償を求め、3日に札幌地裁に提訴しました。

国の運輸安全委員会が2023年9月に公表した最終報告書では、ハッチの留め具の不具合が事故の原因としていますが、社長は「不具合はなかったと認識している」と説明していました。

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