全英シニアオープンは「楽しみ…ではないですよ(笑)」/藤田寛之 帰国時一問一答

みなさんから花束授与(撮影/谷口愛純)

55歳の藤田寛之が「全米シニアオープン」を単独2位で終え、羽田空港に3日、帰国し会見を行った。2013年「全米シニアプロ選手権」の井戸木鴻樹以来、日本勢2人目のシニアメジャー制覇こそ逃したが「よくやれたんじゃないかと思う」と振り返った。

今後は4日開幕の「日本プロ選手権」から国内レギュラーツアー2試合に出場し、シニアメジャー次戦の「全英シニアオープン」(25日開幕/スコットランド・カーヌスティGC)に向かう。

以下、一問一答

今回は惜しくも銀メダル(撮影/谷口愛純)

―今の気持ちは
「本当は優勝できたらよかったんですが、驚きだったのは“感動”という言葉が非常に多くて。自分は必死にボールを打ってゴルフをしていただけなんですが、そういう風に見ていただけたと思うと、プロとしてうれしい」

―大会を振り返って
「ストローク差や状況を考えて、長年やっているんで“勝てる可能性”はまあまあ感じるところはありました。1日で済む“トップで迎える最終日”が(順延で)2回も訪れてしまった。(最終日の)5日目は最初のうちは、ちょっと硬くなってしまって、プレーオフも良く残れたなという内容だった。“メジャーの会場に二人だけで、どっちかがメジャータイトルを取る”というのは、30位以内に入ったことがなかった男にすると、不思議な瞬間でした」

感動をありがとう!(撮影/谷口愛純)

―今後のスケジューリングは
「この成績が海外(米シニアツアーなど)にどうつながっているのかを、これから調べてもらって、出られる試合があれば出てみたい」

―次のシニアメジャーは「全英」だが
「全英シニア、楽しみではないですよ(笑)。カーヌスティは初めてです。まだ(成績を出せたのは)1回だけ。いままで30位になかなか入れなかったので、そことどう変わったのか自分の中でまだ処理ができていないのが正直な所。もう少し上を見ながら、(海外シニアツアーでの)ペアリングとかも(今後は)変わってくると思う。そういうところで、自分自身引き上げてもらえたらすごくうれしい」

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