中国、国内初の再生航空燃料技術センター開設

[シンガポール 3日 ロイター] - 中国民用航空局(CAAC)は2日夜、再生航空燃料(SAF)に関する国内初の技術センターを開設したと明らかにした。製品の研究や基準の設定などを行う。

業界関係者によると、同センターは南西部の成都に拠点を置き、政策の策定や製品・品質管理基準の設定を主導する。

中国は世界のジェット燃料の約11%を消費する世界第2位の航空市場。SAFについては、これまで数回の試験飛行を行ったものの、国内向けに商業生産していない。

CAACは持続可能な燃料に関する国内の認証制度を確立することも目指している。

CAACののニュースサイトに掲載された記事によると、同センターは新製品のための試験施設を設置している。中国の航空燃料消費量は2030年までに年間5000万トンを超え、SAFの使用量は年間250万トンに達する可能性が高いとしている。

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