『XS』を使うフェーダーは参考になる!? 桑木志帆に次ぐ「+8.33yd」の大里桃子はFWキープ率の上昇もスゴっ!

昨年フェードに変更し、今季大幅に飛距離アップしている桑木志帆と大里桃子(GettyImages)

初優勝した、桑木志帆の多過ぎるドライバースピン量を落としたのは、『TOUR B X』ボールと『B-Limited B1 LS』(9°)ドライバーというスピンを抑える組み合わせ。桑木は本格トレーニングもあって昨季より「+8.87yd」の平均飛距離アップに成功したが、彼女に次ぐ「+8.33yd」を記録するのが、クラブ契約フリーでボールはブリヂストン契約の大里桃子だ。

先月勝利した際に大里は「(1Wを)今年に入ってフジサンケイからチェンジしました。【いいショットを打ってるけどあまり前に出ていないよね】とキャディさんと話して他のメーカーも試したんですけど、やっぱり顔がPINGの方がいいなと。1回使ったら距離も出たので同じタイミングでボールも(TOUR B Xに)チェンジして。それで飛距離もアップしたかなと思います」と話した。
 
桑木も昨年からフェードに持ち球を変え、大里も同じく昨年からフェードに変えた三菱ケミカル製ユーザーと共通点が多く、『TOUR B XS』から『TOUR B X』にして1Wスピン量を落とせたこと、低スピンな1Wヘッドへの変更も共通。
 
桑木も「+8.87yd」伸ばしつつもFWキープ率をキープしたが、大里は「FWキープ率」の大幅アップにも成功した。昨季とスタッツ比較できる選手の中で、最も伸ばしたのが渡邉彩香の「+13.24%」(42.51➡55.75%)だが、大里はこれに次ぐ「+12.1%」(55.32➡67.42%)と、ツアーで飛距離も方向性もここまで伸ばした選手はいない。
 
あなたがスライスからフェード系の球筋で「ランが出ていない」と自覚する『XS』ユーザーなら、1Wヘッドを『LS』モデルにする前に『TOUR B X』に替えると、2人のスタッツ上昇に少しはあやかれるかもしれない。(編集部M・K)
 
【大里桃子の優勝ギア】
1W:ピンG430 LST(9°ディアマナWS 60S)
3,5W:ピンG425MAX(14.5,17.5°ディアマナWS 60S)
4,5,6U:ピンG410(22,26,30°N.S.PRO 850GH neo S)
7I~PW:ミズノMizuno Pro 243(N.S.PRO 950GH neo)
50°:ピンs159(N.S.PRO 950GH neo)
54°:ピンGLIDE4.0(N.S.PRO 950GH neo)
58°:ピンGLIDE4.0(ダイナミックゴールドS200)
PT:オデッセイWHITE HOT VERSA SEVEN S
BALL:ブリヂストンTOUR B X
 
【桑木志帆の優勝ギア】
1W:ブリヂストンB-Limited B1 LS(9°ディアマナBB 53S 45㌅)
3W:ブリヂストンB1ST(14.5°ディアマナWB 53S 42.75㌅)
3,4U:ブリヂストンB2HT HY(19,22°LIN-Q EX HY 75S)
5I~PW:ブリヂストンTOUR B X-CB 2016(N.S.PRO 850GH S)
48,52,58°:ブリヂストンBRM2(N.S.PRO 850GH S)
PT:PING PLD MILLED ANSER 2
BALL:ブリヂストン TOUR B X(イエロー)

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