台湾が実効支配の金門島周辺海域で台湾漁船が中国海警局に拿捕 台湾は解放を要請

台湾の漁船が、中国大陸に近い金門島周辺で中国海警局に拿捕されました。

台湾の海上保安当局によりますと、2日夜、台湾が実効支配する金門島周辺の海域で台湾漁船が漁をしていたところ、中国海警局の船2隻が接近し、立ち入り検査を行いました。

漁船から連絡を受けた台湾当局の船が現場に向かい解放するよう求めましたが、中国海警局の船に阻まれ、台湾漁船は中国側に連行されたということです。

台湾当局は会見で、拿捕された船が中国の休漁期間中に中国の領海内にいたことを明らかにした上で、政治的に処理せず解放するよう求めました。

一方、中国当局も「違法操業の台湾省籍の漁船を拿捕した」と発表し、「漁船は禁漁期間の規定に違反し、生態環境を破壊した」などと主張しています。

© FNNプライムオンライン