無免許、ひき逃げ容疑でカンボジア国籍の男を逮捕 被害女性は今も重体 群馬県警大泉署

 群馬県大泉町の町道付近で4月、太田市のブラジル人女性が車にはねられ、重体となっているひき逃げ事件で、県警交通指導課と大泉署は2日、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、カンボジア国籍で太田市の無職の男(27)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は4月12日午後9時35分ごろ、大泉町西小泉の町道付近で無免許でワゴン車を運転。駐車場に入ろうと右折した際、左から自転車で来たブラジル国籍で、太田市のパートの女性(64)をはねて負傷させたが、救護措置を取らずに逃げた疑い。女性は頭の骨を折るなどして、現在も意識不明の重体。

 県警によると、「無免許運転やオーバーステイのことがばれるのが怖くて逃げた」と容疑を認めている。防犯カメラ映像などから男が浮上、6月4日に道交法違反(無免許運転)の疑いで逮捕されていた。在留資格はなかった。

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