KADOKAWA、ハッカー集団が身代金要求と認識=官房長官

Rie Ishiguro

[東京 3日 ロイター] - 林芳正官房長官は3日午後の会見で、KADOKAWAで6月に発生したシステム障害に関し、「ブラックスーツ」と名乗るハッカー集団がランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃で同社から個人情報を窃取し、身代金を要求したと報告を受けたと明らかにした。

その上で、同社が外部専門機関を入れて事態の把握を進めていると認識しているとし、政府としても国内のサイバー攻撃について「情報の集約・分析に努めている」と説明。サイバー攻撃の脅威は今後も増大すると見込まれており、サイバーセキュリティー強化に努める考えだと語った。

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