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金沢市内などでタクシーの営業を行っていた石川グリーンタクシーが6月20日に裁判所から破産手続き開始の決定を受けていたことがわかりました。
民間の信用調査会社帝国データバンクによりますと、石川グリーンタクシーは2004年に設立され、13台の車両で営業を行ってきました。
石川県タクシー協会には加盟しておらず、車両の登録規制やドライバー不足の中、小規模な運営を続けてきました。
こうした中コロナ禍で業績は急激に悪化し、2022年9月期には売り上げが5500万円にとどまり、赤字決算となっていました。助成金やゼロゼロ融資によって資金をつなぎ、翌年には6900万円まで売り上げが回復し黒字転換も果たしました。
しかし、ドライバーの高齢化による人手不足に加え、後継者もおらず、ゼロゼロ融資で膨らんだ借入金の返済の見通しが立たないことから今回の措置に至ったということです。
負債総額はおよそ7300万円で、登録車両13台の営業権は金沢市内の別のタクシー会社に譲渡されているということです。