夏バテ対策レシピ➀「野菜たっぷりキーマカレーと香辛料香るトマトそうめん」 山梨学院短大の学生考案

「夏バテ予防レシピ」を紹介します。

物価高の今、安くて手軽にできるレシピを山梨学院短大の協力で考案しました。

今回は簡単にできる温泉卵付きキーマカレーと味付けに一工夫加えたそうめんの2品です。

考えてくれたのは食物栄養科の2年生 北井真央さんと小俣海美さんです。

山梨学院短大 食物栄養科 北井真央さん: 「夏野菜たっぷりキーマカレーを考えました。レンジで簡単温泉卵もついてます」

山梨学院短大 食物栄養科 小俣海美さん: 「私は夏の定番そうめんをアレンジした香味料香るトマトそうめんを紹介します。豚肉の味付けも工夫しました」

まずはキーマカレーから。

豚ひき肉を炒めて、そこに小さく切ったパプリカとオクラ、ミックスビーンズを加え炒めていきます。

山梨学院短大 食物栄養科 北井真央さん: 「不足しがちな大豆を今回料理に入れました。大豆を摂ることでビタミン群やミネラルなどを補給することができます。夏にとりたい栄養素です」

火が通ったら水と市販のカレールー ひとかけを加え炒めます。
カレーの香りと夏野菜の彩りが食欲をかきたてます。

最後にピザ用チーズを加えて炒め、これで具は完成。

続いて温泉卵づくりです。これがとっても簡単!

山梨学院短大 食物栄養科 北井真央さん: 「このくらいのやや深めの小さい皿がいい」

耐熱容器に少し水を入れてその中に卵を割って黄身に穴をあけます。

山梨学院短大 食物栄養科 北井真央さん: 「黄身に穴をあけないとレンジの加熱で爆発するおそれもあるため、しっかり穴をあけることが重要」

ラップをふわっとかけて電子レンジで40秒、水を切って終了です。

あっという間に仕上がりました。

さあ盛り付けです。

炊いたコメの上に炒めた具と温泉卵をのせ、チーズを散らした後レンジで加熱したブロッコリーをのせて完成です。

山梨学院短大 食物栄養科 北井真央さん: 「一皿でビタミン群、ミネラル、たんぱく質など様々な栄養素を摂ることができます。また食欲が落ちがちな夏に食べやすい一品になっています」

続いて、そうめん。

山梨学院短大 食物栄養科 小俣海美さん: 「飽きやすいそうめんがこのレシピで大変身します」

まずはそうめんのつゆ作りから。
トマト、玉ねぎ、それに香味料となる青じそを刻みます。

ここでポイント!

山梨学院短大 食物栄養科 小俣海美さん: 「玉ねぎを水にさらすことで辛みをとることができます」

10分ほど水につけたあと、切った野菜にミックスビーンズ、市販のめんつゆと、酢を加え、よく混ぜます。
これでつゆは完成。

山梨学院短大 食物栄養科 小俣海美さん: 「そうめんだけだとタンパク質が足りないのでお肉を使います」

続いて豚肉に味を付けるタレづくりへ。

砂糖と醤油、塩コショウ、みりん、それにニンニクとショウガを入れよく混ぜます。

ここでひと工夫!

山梨学院短大 食物栄養科 小俣海美さん: 「アクセントとして入れるのがシナモンです。香辛料のシナモンを入れることで食欲増進させることができる。また余分な塩分を抑えることもできます」

このひと手間で美味しさが増します。

肉を焼いてタレをかけ火が通ったら盛り付けです。

山梨学院短大 食物栄養科 小俣海美さん: 「豚肉はビタミンB1が豊富。夏には特におすすめ。シナモンを効かせて箸が進む一品となっています」

それぞれの料理の出来栄えは?

カレーを試食した学生: 「カレーのスパイシーな味が夏の食欲がないときでもたくさん食べられる」

そうめんを試食した学生: 「そうめんに豚肉や豆が入っていて食べ飽きない」

管理栄養士で公認スポーツ栄養士でもある鈴木先生の評価は…

管理栄養士 公認スポーツ栄養士 鈴木睦代講師: 「2品とも香辛料を効かせたことで食欲が増すレシピになった。夏に意識して取りたいビタミンB群とタンパク質を豚肉で、ビタミン・ミネラルを野菜で摂ることができます」 「こまめに水分をとることも忘れないようにしましょう」

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