【高校野球大分大会】大分舞鶴、盤石の“守り”で勝ち上がる 悲願の初優勝へ

甲子園を目指す夏の高校野球大分県大会が6日土曜日に開幕します。第1シードで臨む大分舞鶴は堅実な守りで悲願の初優勝を狙います。

5年連続でシード校として夏の大会に臨む第1シードの大分舞鶴。関東の甲子園出場校、作新学院や常総学院と練習試合で接戦を重ね、堅実な野球に磨きをかけています。

(若杉悠諒主将)「どんな相手に対してでも一つの束になって向かっていく。そして粘り強く最後まで相手に食らいついていける。それが今年のチームの特徴です」

バッティングではコンパクトに振り抜き、低く鋭い打球で繋ぎの野球を見せます。中でも3番の野上は、チーム一の打撃センスでミートがうまく、攻撃の中心となります。

(3年・野上大耀)「チャンスに強いバッティングを見てほしいです。一球一点に執念持って勝ちをもぎとっていきたいです」

投手陣はエース・秋田と春に急成長した高橋の2年生2人が中心。秋田は最速140キロのストレートと変化球で緩急をつけ、相手に的を絞らせません。

(2年・秋田康介)「自分の目標としては夏の大会無失点なので、球場の雰囲気を一気に変えられるような相手を圧倒するピッチングをしたいです」

夏の県大会は去年までの3年間、準優勝2回、ベスト4が1回。好成績を残すもすべて明豊に敗れ、あと一歩で涙を飲んでいます。

(若杉悠諒主将)「明豊に勝ちたいという思いはどこの高校よりも強い自信がありますし、とにかく一戦必勝でその先に甲子園出場という目標を叶えることができたらいいなと思います」

初戦は大会5日目、大分商業と大分高専の勝者と対戦。粘り強いプレーで接戦を押し切る舞鶴野球で悲願の初優勝を目指します。

© 株式会社大分放送