富士山 外国人女性が遭難 5合目で迷い登山道を下る 一夜明け3合目で救助 山梨

富士山の山梨県側の5合目に観光に来ていたオーストラリアの女性が家族とはぐれてしまい、一夜明けた3日午前、精進口登山道の3合目で動けなくなっていたところを救助されました。

救助されたのはオーストラリア国籍のジゼル ロペスさん(38)です。

警察によりますと、ロペスさんは2日午後3時ごろ、山梨県鳴沢村の富士山5合目に家族と観光にきていたところ、家族とはぐれてしまい、家族が五合目総合管理センターの警察官に届け出ました。

通報を受けた警察が捜索しましたが、一夜明けた3日午前、精進口登山道の3合目付近で動けなくなっていたロペスさんが、通りかかった登山者に助けを求め、登山者が110通報しました。

そして午前10時15分ごろ、警察の山岳救助隊と県警ヘリがロペスさんを発見・救助し、県警ヘリで富士吉田市内の病院に運びました。

ロペスさんにけがはありませんでした。

ロペスさんは観光で来日していて、5合目観光をして富士山からは帰る予定だったということです。
5合目のバス乗り場に戻るつもりで道に迷ったとみられ、服装は普段着で、発見時は靴を履いていなかったということです。

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