「ピッチに立つ前から勝っていた」スイス主将ジャカが撃破したイタリアをバッサリ! 相手国メディアは不快感「ダメージに加えてあざけり。挑発だ」

ワンサイドゲームだったと言って過言ではないだろう。だからこそ、勝者の言葉に敗者は反応したのかもしれない。

6月30日に行われたEURO2024ラウンド16で、スイスはイタリアに2-0で勝利した。前後半に1点ずつを奪ったスイスは、保持率こそイタリアを下回ったが、枠内4本を含む16本のシュートを記録。一方、イタリアの枠内シュートを1本に抑えている。

イタリアメディアが母国の代表チームを酷評したように、内容はスイスの完勝と言える試合だった。EURO2020のグループステージでイタリアに0-3と手痛い黒星を喫したスイスにとっては、雪辱を果たしたと言えるだろう。

それだけにキャプテンマークを巻くグラニト・ジャカは、試合から数日経っても胸を張っている。

【画像】ベスト8が決定!EUROのトーナメント表
『Gazztta dello Sport』紙によると、ジャカは7月2日の会見で「ピッチに立つ前から僕たちは勝っていた。3年前の彼らが僕らにしたようにね。これほどピッチで苦しむイタリアは見たことがない」と話した。

「自分たちが見せたことを極めて誇らしく思っている。スタッフ含め、全メンバーのことをね。僕らは特別以上の目標を達成した。結果だけじゃなく、パフォーマンスもね。最高レベルのプレーをし、立派な相手に対して正しい精神的アプローチだった」

Gazztta dello Sport紙はジャカのコメントを、「ダメージに加えてあざけり。あるいは、避けることができた挑発」と伝えた。傷口に塩を塗られた感覚なのかもしれない。

スイスはこの勢いを次につなげられるのか。6日の準々決勝では有力候補のイングランドと対戦する。一方、敗退したイタリアはルチャーノ・スパレッティ監督が続投を強調。世代交代を宣言するなど、改革に乗り出す意欲を見せている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社