近畿各地で今年初の「猛暑日」 京都市内で10人が救急搬送 こまめな水分補給など熱中症対策を

強い日差しのもと厳しい暑さとなった3日の近畿地方。

今年初めて35℃以上の「猛暑日」となったところが続出しました。

2日の梅雨空から一転。

日本海側では、朝から海水浴を楽しむ人の姿が見られました。

海水浴客

「快晴ですね。きのうまでは大雨だったんですけど、きょうから晴れて」

「暑いんで、ちょうど良いぐらい。海にいっぱい来て、何とか乗り越えます」

兵庫県豊岡市の最高気温は35.4℃を観測。今年初めて、35℃以上の「猛暑日」となりました。

厳しい暑さは紀伊半島の南部でも。

同じく、今年初めて「猛暑日」となった和歌山県新宮市では、ご覧の様子。(最高気温:35.4℃)

和歌山県では、熱中症警戒アラートが発表されたほか、近畿では3つの地点で「猛暑日」となりました。

厳しい暑さに加え、湿度が高くなった京都市内ではー

(最高気温:34.4℃)

街の人

「蒸し暑いですね すごく」

「暑いです」

(暑いですか?ちょっと雨の間だからムシムシしてるじゃないですか。蒸し暑さってどうです?)

「ムリですー」

「熱中症」の危険性が極めて高くなる梅雨真っ只中の晴れ間。こまめな水分補給やエアコンの活用など万全な対策が必要です。

(中谷しのぶキャスター)

それでは、京都市内にいる西尾アナウンサーと中継を結びます。

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(西尾桃キャスター)

きょうは京都の四条河原町に来ています。私が今いるのは鴨川沿いで、あちらに京都の四条大橋が見えます。きょうもお昼頃から多くの観光客の方で賑わっていました。

きょうの京都は最高気温が34.4℃で、現在、手元の温度計では33.4℃、そして湿度が51%となっています。数字では51なんですが、もう実際にこちらにいると体中にまとわりつくようなそんな湿気の強さを感じています。その湿気のためもあってか、熱中症の危なさを示す「暑さ指数」が今年初めて京都市内で“31”となりました。

この“31”は、「危険 運動中止」の目安となっていることもあり、きょうすでに熱中症で京都市内で10人の方が救急搬送されたということです。

実際にきょう1日、私もこちらで取材をしましたが、来られた方にお話を聞くと「湿度がすごい」と皆さん話していました。日傘を持っていたり、手持ちの扇風機を使っていても、湿気が原因の暑さなので、「1日中、気持ちが悪い」と話されている方が多かったです。

私も取材していますと、太陽が出ている時間は日差しの強さでとても暑く感じますし、太陽が陰ったとしても、湿気で常に膜に覆われているような気持ち悪さを感じていました。本当に、きょうは水分補給が要となる1日だなと思います。

そんな京都で水分補給が大事ということもあり、冷たくて京都らしさを感じられるお店をご紹介します。

「BABBI GELATERIA KYOTO」です。ウエハースが有名なんですが、こちら奥に京都らしい床があります。カフェなんですが床で楽しむことができます。奥まで来ますと、鴨川が流れていて、暑いんですが体感温度が涼しくなるような感じがします。そしてきょうは、こちらの人気メニューをご用意いただきました。

7月から期間限定で始まったかき氷です。(ヨーグルト&トロピカルミックス 1650円)こちらのお店ジェラート屋さんなんですが、30℃を超えると皆さん氷が食べたくなるようで、最近はかき氷がとっても人気らしいです。

ちなみにこの下の方にはジェラートが入っているので、かき氷もジェラートも両方楽しめるメニューになっています。せっかくなので一口いただきます。

すぐに口の中で溶けます。熱いので冷たいものを体の中に入れるとやっぱり気持ちいいですね。

水分補給にもなりますし、今の時期にとっても最高な食べ物になっています。きょうとても暑いですし、日が出ていない時間でも水分が取られる気候となっていますのでお帰りの際、休憩したり水分補給をしながら気をつけて帰るようにしてください。

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